オイル塗装とウレタン塗装について

オイル塗装とウレタン塗装について

皆さんこんにちわ!

ナガノインテリア朝倉総本店です。

本日は、家具の仕上げの方法である「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の違いについてご説明いたします。

無垢材の家具には基本的には塗装が施してあります。

塗装を施すことで木材を保護し、耐久性を高めて、永くお使い頂けるようになります。

では、まず「オイル塗装」から説明させていただきます。

オイルが木に染み込んで、固まることで、木部への汚れの浸透や乾燥、ひび割れを防ぎます。

表面に膜を張らないので、木目であったり、色味であったり、木本来の質感をそのまま愉しむ方にオススメです。

その反面、水分に弱いので水滴による染みができやすいです。日常的なメンテナンスとして、基本的には乾拭きで、水拭きされる際にも後で乾拭きはされてください。乾拭きを行うことで艶も出てきます。

定期的(半年に一度くらい)にオイルメンテナンスが必要にはなってきますが、お手入れをしていただくことで家具に対する愛着も増え、かつ艶と強度が増していき、お客様ご自身の手で家具を育てていく感覚を味わっていただけます。

また傷や凹みが付きやすいものの、スチームしたり水を含ませたり、あるいはやすりで削ったりして、直すことができるのもメリットです。

100年を超えるアンティークの家具も無垢材のオイル仕上げですので、当社の家具も大事にして頂いたら100年以上持つかもしれません。

続いて「ウレタン塗装」についてご説明いたします。

ウレタン塗装は木材を樹脂でコーティングして保護します。コーティングするので、オイル塗装に比べると、水や傷に強くなります。

かつてのウレタン塗装は木の導管を埋めて凸凹がなくなり、木の質感が失われてしまうものもありましたが、当社ではセミオープンポア仕上げという導管を埋めずに木の手触りを残す方法を採用しております。また従来の物より照りも抑えてあるので、見た目はほとんどオイル仕上げと変わりません。

右がオイル塗装、左がウレタン塗装です。見た目で判別は毎日見ているわたしたちでも判らない時があります。

ウレタン塗装は、膜を張るため、湿度や乾燥などにも強くなり、環境の変化による劣化も起きにくくなります。
また定期的なメンテナンスがいらないため、手間なく長期間使用できます。普段の水拭きと乾拭きのお手入れで基本的には充分です。

水、傷には強いですが、シミや傷ができた場合、削ったり、上から塗装しなおす等のメンテナンスが出来ないのでご注意下さい。

オイル塗装とウレタン塗装は、それぞれ異なる魅力があります。自分のライフスタイルや好みに合った塗装方法を選ぶことで、家具をより長く、美しく使うことができます。どちらの塗装方法もそれぞれの特性を理解し、しっかりとお手入れをすることで、愛着の湧く素敵な家具になります。

あなたの家具選びにお役立てください!

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